MVNOのテレキュート社が提供するプリペイド方式のSIMカード「T-SIM」。SIMパッケージには、SIMカードのほかに追加料金チャージ用のスマートピットカードを同梱しています。このスマートピットカードは、SIM容量を使いきった際に利用するカードを指し、日本国内のコンビニエンスストアでチャージできます。
コンビニでの料金チャージ方式は、海外でよく見かける観光客向けプリペイドSIMの定番スタイル。
今回筆者が入手したのは、2GBで有効期間30日のmicroSIMタイプ。英語・中国語のマニュアルも用意されているので、訪日外国人でも手軽に設定できます。
以下のプランが用意されています。
T-SIMパッケージ購入後、SIMでの通信を開始するには、初回登録(アクティベーション)を行う必要があります。
まず、端末にSIMを挿入しAPN設定を行います。
APN設定が完了したら、端末からWebブラウザを立ち上げ、適当なWebサイトを開きます。すると、自動的に開通登録ページへ接続されるので、T-SIMを選び [初回開通登録] を選択します。登録画面で、SIMカードのICCID、スマートピットカードの裏に記載されたシリアルナンバー等を入力すると通信が可能になります。
T-SIMはドコモLTEに対応しているSIMカードなので最大通信速度は150Mbps。しかし、実際の通信速度はどうなのでしょうか?
今回、都内で一番人口が密集すると噂されている千代田区の秋葉原中央通り付近で、土日のお昼時にスピードテストを行ってみました。
下りは2Mbps弱とやや遅く感じますが、上りは10Mbpsを超え。画像のDLなどを行っている際、データ通信に多少の引っかかりを感じることもありましたが、使用感としてはWebサイトの閲覧も、動画視聴もほとんどストレスなくできるというものでした。
また、データ通信容量がどのくらい残っているかを確認するには、管理画面にログインし、使用量照会からSIMのMSN(電話番号)と、スマートピットカードのシリアルナンバーとIDナンバーを入力します。
消費した容量がリアルタイムで表示されるわけではなく、反映されるまで若干のタイムラグがありました。また、残量は2GB→1.97GB→1.67GBというように、正確な残容量ではなく、ある一定量になったら表示が更新されているようです。
なお、今回使用したのは2GBプランのため、残高照会は使用できませんでした。
容量を使い切ると、どのWebページへアクセスしても管理画面に接続されます。
ちなみに、上記のタイムラグの関係かと思いますが、2GBを使い切ってもしばらくの間は通信が可能でした。今回のプランは2GBでしたが、実際には2.2GB程度通信をした時点でストップ。ちょっとしたボーナスをもらった気分に。とはいえ、常に容量以上使えるというものではないので、あくまで参考値ということでご理解ください。
ここで、使用量照会をすると、0GBと表示され、残高を使い切ったことがわかります。
追加料金のチャージは、最寄りのコンビニエンスストアでできます。今回はファミリーマートの店内にあるマルチメディア端末を利用しました。スマートピットカードのカード番号を入力しレジでの支払い後、即反映。場合によっては、チャージが反映されるまでに時間がかかることもあるので、ご注意ください。
T-SIMの2GB/4GBプランには、以下のようなチャージの有効期限が設けられています。
※公式サイトより引用:http://www.comst.jp/products/detail.php?product_id=32
他社MVNOのプリペイドSIMと比較して、T-SIMはコンビニチャージなどの手段が充実しています。手軽に素早く使いたいときに活躍してくれそうです。
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