ソフトバンクとNTTドコモは、iOS 15とiPadOS 15以降で追加されるiCloud+のプライバシー保護機能「プライベートリレー」をONにした場合に、下記に挙げるような事象が起こる可能性があると、注意喚起している。
ソフトバンクは、プライベートリレーをONにして通信を行うと、動画SNS放題の対象外(データ量を消費)となる場合があるほか、「ウェブ安心サービス」によるフィルタリングが利用できないとしている。
影響があるサービス(ソフトバンク)また、サブブランド「ワイモバイル」では、プライベートリレーをONにすると、「ウェブ安心サービス」によるフィルタリングが利用できないとしている。
影響があるサービス(ワイモバイル)そして、オンライン専用プラン「LINEMO」においても注意を呼びかけており、プライベートリレーをONにして通信を行うと、LINEギガフリーの対象外(データ量を消費)となるほか、ウェブ安心サービスによるフィルタリングが利用できないとしている。
影響があるサービス(ワイモバイル)なお対処方法としては、プライベートリレーをOFFにすると、iOS 14以前と同様に使用できるとしている。
ドコモは、「dアカウント」において、プライベートリレーをONにすると、パスワードの確認や2段階認証の設定、dアカウント利用履歴などといったdアカウントメニューが利用できない可能性があると注意を呼びかけている。
影響があるとされるdアカウントメニューまた、「iチャネル」においても、iPhoneアプリ版で天気チャネル内の10分天気が利用できないといった、一部コンテンツの利用が制限されるという。
影響のあるコンテンツ(iチャネル)対処方法としては、こちらもプライベートリレーをOFFにすることで回避できるという。
KDDIによれば「影響がある場合、各サービスにおいてお知らせする」という。
また楽天モバイルは、「現在公開されているiCloudのプライベートリレーの仕様を見るかぎり、当社のサービスには影響がない見込み」とコメント。ただし、iOS 15の正式公開後、あらためて確認して影響が判明すれば開示するという。