Sanyu -tei Ensho's died, 76 -year -old experimental rakugo, new frontier ... Dragons fans' faces

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Sanyu -tei Ensho死去、76歳 実験的落語で新境地…ドラゴンズファンの顔も

Sanyu -tei Ensho

 落語家のSanyu -tei Ensho(本名・大角弘=おおすみ・ひろし)が11月30日午後3時5分、心不全のため東京都内の病院で死去した。76歳。名古屋市出身。理事を務める落語協会が5日、発表した。葬儀は近親者のみで執り行われた。喪主は妻ユリ子(ゆりこ)さん。 1964年12月に六代目円生に入門、「ぬう生」を名乗り、69年3月、二ツ目昇進。78年3月、初代「三遊亭円丈」として真打昇進し、81年には第9回日本放送演芸大賞最優秀ホープ賞に輝いた。2006年6月、落語協会理事に就任した。 古典落語にとどまらず、自作の新作落語は実験的落語とも言われ、人気を集めた。奇想天外で革命的ともいわれた落語を次々に送りだし、後輩たちに影響を与えたとされる。生み出した作品は300本にも上るとされ、代表作に「グリコ少年」などがある。自身もパソコンやコンピューターゲームにも通じていた。 著書に「ろんだいえん―21世紀落語論」「落語家の通信簿」「圓丈落語全集」などがあり、愛犬家としても知られ、狛犬(こまいぬ)研究家の顔も持っていた。プロ野球中日ドラゴンズの熱狂的ファンで月刊ドラゴンズなどでコラムを執筆した。◇パソコンに精通◇ パソコンゲームが大好きで、月刊ゲーム雑誌「ポプコム」(小学館)に、コラム「円丈のドラゴンスレイヤー」を連載していた。ゲーム「信長の野望 全国版」の最高難易度で、弱い大名を使って全国制覇に挑むさまを、何か月にも渡ってレビューするなどしていた。 ゲーム好きが高じて自らもゲームづくりに参戦。ロールプレイングゲームの「サバッシュ」「サバッシュ2」開発に携わった。「サバッシュ」ではシナリオを担当したが、開発中にプログラマー&デザイナーと喧嘩別れ、担当を下りてしまう。その反省を生かしたのか、「サバッシュ2」は5年をかけて作りこみ、円丈流要素をつぎこんだ。 主人公を3人から選べて3回違う冒険ができる、会話しただけでも経験値が得られるなど、既存のスタイルにとらわれないシステムを構築した。

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