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5G(第5世代通信)を基礎から解説、通信の速度や用途は今後どう変わるのか
2020年のサービスインに向け、「第5世代移動通信システム(以下、5G)」の整備が着々と進んでいる。世界中の期待を集める5Gだが、従来のようなモバイル通信の進化というだけではなく、IoTをはじめとする社会の変化にも対応した通信サービスとなる。現在主流の4Gとは何が違うのか? どのぐらい高速なのか? 5Gの特徴や用途、NTTドコモやKDDI(au)、ソフトバンクら通信事業者の動き、事例などを基礎から丁寧に解説する。(2017年9月26日修正)
フリーライター 大内孝子/監修協力:IHS Markit Technology 南川明
フリーライター 大内孝子/監修協力:IHS Markit Technology 南川明
<目次>
- モバイル通信サービスの変遷
- 「5G」とはいったい何か?なぜ必要とされているのか
- 5Gの3大特徴とは?
- 5Gのロードマップ
- 5Gでは通信の特性を3つのコンセプトに分ける
- 5Gに向けた各国の動き
- NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクらによる取り組み事例
モバイル通信サービスの変遷
「5G」とはいったい何か?なぜ必要とされているのか<5Gの登場を携帯電話サービスの進化の流れの中でとらえてしまうと、その真の価値を見誤ることになる。3G、4Gと来て5Gなので、その延長で、より高速化・大容量化を加速するものと考えてしまうが、実はそれだけではない。5Gは「高速・大容量化」「端末接続数」「低遅延・超高信頼性」<5Gの方式はまだ正式には固まっていないが、世界の共通認識となっている5Gのユースケースを考慮すると、求められる要件としては以下のようなものが考えられている。
- 高速・大容量化:1000倍のトラフィック量への対応、10Gbps以上の速度の達成
- 接続可能端末数:現状の100倍以上の端末接続のサポート
- 超低遅延、超高信頼性:1MS(ミリ秒)以下の伝送遅延、99.999パーセントの信頼性
- 省電力、低コスト
▲ 閉じる▼ すべて表示5Gのロードマップ5Gでは通信の特性を3つのコンセプトに分ける<5Gでは通信の特性を次のコンセプトに分け、それぞれに適した通信品質を提供する。
- モバイルブロードバンド(eMBB: enhanced Mobile Broadband)
- 大量のマシーン、データ量の小さな通信を対象にした通信(mMTC: massive Machine Type Communications)
- 超高信頼・低遅延通信(URLLC: Ultra-Reliable and Low Latency Communications)
5Gに向けた各国の動きNTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクらによる取り組み事例
通信事業者名 | 実証実験のパートナー企業例 |
NTTドコモ | コマツ、フジテレビ、和歌山県、NHK、パナソニック、東武タワースカイツリー・ALSOK |
KDDI | NHK、大林組、NEC、セコム、東京大学、京浜急行電鉄、パナソニック |
ソフトバンク | スプリント、クアルコム、ノキアソリューションズ&ネットワークス |
<5G対応の携帯デバイスが実際に出てくるのは2020年頃になるが、5Gが実現する通信インフラの上で4K、8Kといった大容量コンテンツ、あるいはこれまでは遅延やリアルタイム性の難しさから実現しなかった、新たなアプリケーションが登場する可能性は大いにありそうだ。LTE・WiMAX・Wi-Fi・モバイル通信網 ジャンルのトピックス
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