iPhoneにはない独自機能も魅力の「iPad」。7つの基本ポイントをおさらい!
多くの人にとってスマートフォンを所持するのが当たり前になった昨今、わざわざタブレットを使用するメリットとはなんでしょうか? もちろん、大画面を活かしてコンテンツを視聴する“ビューワー”としての活用はいうまでもありません。しかし、ことiPadに関しては、それ以外にもiPhoneにはない独自機能などが重要になってきます。今回は、「知らなかった」ではもったいない、iPadならでは便利な機能や用途を7つのポイントでおさらいしていきましょう。【すべての写真を見る】
横に2アプリを並べるSplit View
Androidスマートフォンでは随分前から、マルチタスク機能(=ここでは1つのディスプレイに複数のアプリウィンドウを開くこと)が一般的に使用されるようになっています。例えば、ブラウザで検索しながら情報をノートアプリでまとめたり、動画を視聴しながらチャットしたりするような使い方などが想定できますね。一方、iPhoneでは(Webサービスを中心に扱う特殊なブラウザ系のアプリなどを例外としつつ)未だに1画面1アプリウィンドウの表示が原則です。iPhoneユーザーの場合、マルチタスクをしようとすると細々と画面を変更しなくてはなりません。しかし、iPadでは大画面を活かし、複数アプリの画面を同時に表示させられる機能が2つ用意されています。画面上に2つのアプリウィンドウを横並びで表示できる「Split View(スプリットビュー)」と、縦長のウィンドウを別のアプリ画面の上に重ねて表示できる「Slide Over(スライドオーバー)」の2種類です。こうしたiPadOS特有の機能を活用することで、iPhoneではできなかったマルチタスキングが可能となります。
楽天市場を例にモバイル向けレイアウト(左)とPC向けレイアウト(右)を比較。切り替えは検索欄の左端にある「ぁあ」をタップして表示されるメニューから可能
昨今は多くのWebサイトがPC・スマートフォンなどを問わず最適な比率で表示される“レスポンシブルデザイン”に対応しています。なので、スマートフォンから見られないなんて事態は少ないと思いますが、よく知ったWebサイトでもスマートフォンからアクセスしてレイアウトが変わっていると「あれ? ログイン用のボタンはどこにあったっけ…」などと戸惑うこともあるはずです。または「パソコンからアクセスしてください」のような指定があるWebサイトの場合に、スマートフォンからアクセスできずに苦心することもあるかもしれません。一方、iPadOSにおける標準ブラウザアプリ「Safari(サファリ)」は、PC向けのレイアウト表示に対応しています。もちろん、タッチ操作やキーボードの仕様など、使い勝手がノートPCと全く同じというわけではありませんが、旅先でもiPadがひとつあれば、iPhoneしか持っていない場合と比べ、Webサービスへのアクセスは比較的行いやすいと言えます。
次ページは:3.Apple Pencilを連携して描画できる最終更新:&GP