追加投入されたCore i7版「Surface Pro 4」。Core i5版との性能の違いを探る

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Surface Pro 4のデザインはSurface Pro 3とほとんど変わらない。目立って変更されているのは本体正面のWindowsボタンが廃されたこと、キックスタンド部のSurfaceロゴがWindowsロゴに変更されたこと、左側面にあったボリュームボタンが上面に移動したことぐらいだ。

追加投入されたCore i7版「Surface Pro 4」。Core i5版との性能の違いを探る

しかしシャーシは新規に作り起こされており、ディスプレイサイズが12型→12.3型へと大型化、解像度が2,160×1,440ドット(216dpi)→2,736×1,824ドット(267dpi)へと高精細化されているにもかかわらず、サイズ・重量は292×201.3×9.1mm(幅×奥行き×高さ)/800gから 、292.1×201.4×8.4mm(同)/786gへとわずかに薄型化・軽量化された。余談だがフットプリントがほとんど変更されなかったおかげで、改善された「Surface Pro 4 タイプカバー」はSurface Pro 3でもそのまま利用可能だ。

Surface Pro 3より0.7mm薄型化、14g軽量化したとは言え、ほかのタブレットと比較するとSurface Pro 4は圧倒的に薄く、軽いわけではない。例えばタブレット時のSurface Bookは高さ7.7mm/重量726gだし、プラットフォームは異なるが「iPad Pro」は高さ6.9mm/重量713gだ。

とは言えSurface Pro 4には本体のみで自立可能なキックスタンドが組み込まれ、最新のCore i7プロセッサとそれを冷却可能なファンを内蔵できるように設計されている。それを踏まえて考えれば、現時点のコンシューマ製品として限界まで高密度設計がなされていると言えるだろう。

【表3】主要タブレットと比較
Surface Pro 4Surface Pro 4(Type Cover装着時)Surface Book(タブレット時)Surface Book
サイズ292.1×201.4×8.4mm295×207.5×13.3mm(奥行きは実測)312.3×220.2×7.7mm312.3×232.1×22.8mm
重量786g1,081g726g1,579g(GPU搭載モデル)
ディスプレイ12.3型2,736×1,824ドット(267dpi)13.5型3,000×2,000ドット(267dpi)
Surface Pro 3Surface 3iPad ProiPad Air 2
サイズ292×201.3×9.1mm267×187×8.7mm305.7×220.6×6.9mm240×169.5×6.1mm
重量800g622g(Wi-Fiモデル)713g(Wi-Fiモデル)437g(Wi-Fiモデル)
ディスプレイ12型2,160×1,440ドット(216dpi)10.8型1,920×1,280ドット(214dpi)12.9型2732×2048ドット(264dpi)9.7型2,048×1,536ドット(264dpi)
本体前面。ディスプレイは12.3型2,736×1,824ドット(267dpi)。Surface Pro 3、Surface 3で向かって右に配置されていたWindowsボタンは廃止されているちょうど中央にあるのが500万画素の前面カメラ。写真では分かりにくいが、左から赤外線エミッター(放射器)、赤外線カメラ、前面カメラ、プライバシーライト、マイク、環境光センサーが並ぶ本体背面。Surface Pro 3ではキックスタンド部にSurfaceロゴが刻印されていたが、Surface Pro 4ではSurface 3と同様にWindowsロゴに変更された本体背面カメラ部アップ。左からバックカメラ(800万画素、オートフォーカス対応)、バックプライバシーライト、バックマイクキックスタンドを上げると、本体背面下部にマイクロソフトのロゴとシリアル番号が、キックスタンド裏面には技術基準適合証明などの認証マークが刻印されている本体背面左下にはmicroSDカードスロットを用意。挿入したままキックスタンドを閉じられるので、ストレージとして利用してもいいだろう本体上面。ディスプレイ面を上に撮影している。右から電源ボタン、ボリュームボタン本体底面。中央にあるのはカバー用端子本体右側面。左からSurfaceConnect(充電、Surfaceドック用端子)、USB 3.0端子、Mini DisplayPortが並ぶ本体左側面。左にあるのはヘッドセットジャック