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手書きノートをデジタル化--ワコム、次世代型デジタル文具「Bamboo Slate」など発表

書かれた 沿って notbook

ワコムは9月1日、次世代型デジタル文具「Bamboo Slate」および「Bamboo Folio」を発表した。「Bamboo Spark」として発売してきた、手書きノートをデジタル化できる製品の新モデルだ。

「Bamboo Slate」「Bamboo Folio」

従来のBamboo Sparkはカバー付きで「かさばる」との声もあったことから、新たにクリップボードのような形状のBamboo Slateをラインアップ。A4サイズのLargeとA5サイズのSmallの2サイズがある。名刺や書類を入れるポケットを備えたカバー付きのBamboo Folioは、A4サイズのLargeのみとなっている。

紙のノートとスマートフォン、クラウドサービス、PCなどのデジタルライフ両方の利便性を融合した「デジアナ文具」で、手書きしたデータをデジタルインクに変換して保管や共有できるのが特徴。スマートパッドの専用管理ツール「Wacom Inkspace アプリ」および、クラウドサービスでは、手書き文字のリッチテキストへの変換ならびに、ベクター形式のエクスポート機能を追加するなど、機能面でもより便利に使いやすくなっている。

いずれもノートパッドの厚さは8mm以下(80枚)まで対応し、従来(5mm/50ページ)よりもノートを選ばず使えるようになった。

手書きノートをデジタル化--ワコム、次世代型デジタル文具「Bamboo Slate」など発表

ワコム独自のEMR(Electro Magnetic Resonnance:電磁誘導方式)テクノロジとデジタルインク「WILL」の両技術を搭載したスマートパッドは、ボタン1つでお気に入りの紙に書いたメモやスケッチをデジタル化し、「Wacom Inkspace アプリ」に保存可能。紙のノートでは難しい編集や共有が可能となる。

JPEG、PNG、PDFのほか、WILL形式でエクスポートし、ノートアプリ「Bamboo Paper」やクラウドサービス「Inkspace」、「Dropbox」、「Evernote」、「OneNote」などで利用もできる。「Wacom Inkspace アプリ」は、Bluetooth対応のiOSやAndroidのスマートフォンおよび、タブレットで利用でき、ライブモードや編集機能で効率的にアイデアをカタチ作ることができるという。

なお、ユニバーサルインク「WILL」に対応した「Wacom Inkspace アプリ」とクラウドサービス「Inkspace」の連携により、「Inkspace Basic」はWacom IDを登録すると無料で5Gバイトまでのストレージが利用可能になり、異なるデバイスからいつでもどこでもデータアクセス可能。有償サービスの「Inkspace Plus」は、50Gバイトまでのストレージ容量を利用でき、手書き文字のリッチテキスト形式への変換や、ベクター形式(SVGフォーマット)でのエクスポートや編集にも対応する。

また、「Ink Collaboration」機能を使うと、複数人でデータを同時編集するといった使い方も可能だ。Bamboo FolioとBamboo Slateの購入者には、特典として「Inkspace Plus」が3カ月間無料で利用できる。さらに、無料期間終了後も特別価格の月額300円(通常価格500円)でサービスが継続可能。

Bamboo SlateとBamboo Folioは、どちらも同社のオンラインストアおよび、一部の家電量販店、文具店にて10月下旬より販売する。

Bamboo Slateの希望小売価格はいずれも税別で、A5サイズのSmallが1万5000円。A4サイズのLargeが1万8000円。Bamboo Folio(A4サイズのみ)は、2万3000円。