上級コンパクトといして高い人気を誇るノートオーラとアクア。取り回しの良さと経済性、そして質の高い装備によって輸入車志向のユーザーにもアピールする存在だ。この2台のハイブリッドのどちらを購入するかで迷っているユーザーも多いはずだ。【画像ギャラリー】プレミアム感をとるか お買い得をとるか!?ノートオーラvsアクア HV専用コンパクトカーをガチ比較(14枚) そこでそんな魅力的な2台を渡辺陽一郎氏にガチンコで比較してもらった!文/渡辺陽一郎、写真/ベストカー編集部
日産 ノートオーラ。ノートの上級車種にあたり、ハイブリッドのe-POWERのみを搭載する
ノートオーラはハイブリッドのe-POWERのみを搭載するノートの上級車種で、内外装を上質に変更して全幅もワイドな3ナンバー車とした。 アクアもコンパクトなハイブリッド専用車だ。ヤリスハイブリッドとプラットフォームなどの基本部分を共通化したが、内装の造り、居住性、乗り心地、走行安定性などはアクアが勝っている。従ってアクアはヤリスハイブリッドの上級車種になり、ノートオーラと位置付けが似ている。 そしてノートオーラGは、ノートXに比べて約42万円高いが、LEDヘッドランプ、後側方車両検知警報、アルミホイールなどを標準装着した。これらの装備は、ノートXには備わらず、価格に換算すると約26万円に相当する。 つまりノートオーラが、内外装、動力性能、走行安定性などを上級化した対価は、42万円の価格差から26万円を差し引いた16万円に収まる。ノートオーラGの価格はノートXに比べて高価だが、買い得感は強いのだ。 アクアも同様で、アクアZの価格はヤリスハイブリッドZに比べて7万6000円高いが、後者が装着しないアルミホイールと100V・1500Wの電源コンセントを備える。 ヤリスにこの2つの装備をオプション装着すると、価格が12万6500円高まるから、装備を含めた実質価格は、居住性や乗り心地の優れたアクアZが実質5万円ほど安い。 このようにノートオーラとアクアは、上質で割安なハイブリッド専用のコンパクトカーだ。売れ行きも好調だから、この2車種を比べてみたい。