「しいたけ占い2017年下半期」公開を記念して、6月22日(木)~29日(木)にインスタグラムで実施した「しいたけ占いLIVE!」。しいたけさんによる各星座別の解説や事前に募集した質問への回答がぎゅっと詰まった濃厚なLIVEは大反響。今回、残念ながら聞けなかった、もう一度聞きたいというリクエストにお答えし、「しいたけ占いLIVE!」のまとめ記事を公開します。これを読めば下半期占いもさらに楽しめること間違いなし。しいたけさんによる熱量高めな言葉のシャワーをどうぞ!
今日の僕のミッションは、いかに山羊座の心を開いて楽にできるようなヒントをお伝えできるかということで、早速質問のほうに入っていきます。ほかの星座はいつも恋愛から始めているんですけど今回はザ・山羊座な質問を先に取り上げたいと思います。
面接で自信を持てない。これは山羊座っぽいなと思ったんです。面接って独特の雰囲気があるじゃないですか。どんなところを見られているかわからないし、会社がこういう人がほしいっていうときにたまたま自分はその能力は持ってなかったということで縁がなかったと落とされるもの。でね、山羊座特有の話で、「人に受け入れられる」ということに対する一種の恐怖心を持っていると思うんですよね。褒められたり認められたときに、いまいちピンとこないっていう感覚って山羊座を見ていると覚えるんです。
それはね、山羊座はいつも「頑張らないと自分が評価されない」って自分を強く追い込むのが癖になっていて、僕の知り合いの山羊座の人もそうですけども、常に限界までやってスイッチがゼロになると、情報が一切入らない人が結構いて。しいたけ占いにもよく書いてますけど、限界までやって自室に閉じこもる瞬間がすごく幸せに感じる。だから電話に出ないしLINEとかメールの返信が一番遅いのって山羊座だと僕は思っているんです。ある時間がきたら返さなくなるんですね、感覚的に。
「自己評価が低くてどうしたら自信を持てるか?」と質問と合わせて恋愛面での質問もご紹介します。
転職活動中の方とこの質問に対する答えは僕は一緒だと思っていて、今から習慣として「ひとりカウンセリング」をやっていもらいたいんですね。できればノートを用意してもらって自分の意図を書いてもらいたいんです。意図って何かって言うと、例えば「ある人に好意を伝えたい」「この人と何となく仲よくなりたい」っていう人に「おはよう」って声をかけたとすると、その記憶を残してほしいんです。相手を喜ばせよう、近づきたいなと思って、そこに好意っていう感情があるわけじゃない。そのときの意図は相手に気に入られたかった、そのためにこういうことをやった、その結果うまくいくこととうまくいかないこと、いわゆる「結果」は出てくるけど、その「好意」とか「意図」は絶対ブレないんですよね。
これは声を大にして伝えたいんですけど、山羊座の方ってすごくやさしくて、すごく誠実で、すごく面白い成分を持っているんですけど、誰かの一言で一瞬でテンションがものすごく下がることがある。そんな繊細な人なんです。昨日まで、みんなのおかげでうまくできた、もっとみんなを盛り上げたいって思ってた人が次の瞬間に「ごめん、自分が生きててごめんなさい」っていうレベルまで自信を失っちゃうことがある。山羊座はテンションの上下がものすごく激しい人たちなんですね。だから自分の中でテンションについて消化するために、天秤座とはまた違った意味でひとりの時間が必要なんです。すごく優しいがために誰かを傷つけてしまったとか、好意を持ってやったことがうざがられたりしたら、ものすごい傷つくんです。傷ついた山羊座の人は、「あ、もう私ここにいちゃいけない」って言うくらいまで自分を追い込んでしまうんですね。だから「ひとりカウンセリング」で「人に喜んでもらおうとしました、人の幸せを願いました、そのためにこの行動をとりました」っていう記録を絶対に残してほしいんです。携帯のメモでもいいので、それを見てほしいんですね。山羊座の人には、「うまくいった・いかない」の結果の部分だけに左右されてほしくないんですよ。
もうひとつエピソードを挙げると、僕の親友に山羊座の人がいるんですけど、彼がBBQに誘われたらしいんですね。それでね、彼はスポーツジムに行って筋トレを始めたらしいんです。これね、山羊座以外の星座の人は意味がわからない、じゃあBBQならそのままBBQに行けばいいじゃんって思うんだけど、なんでスポーツジムに行ったかっていうと、「BBQって写真を撮られる。写真写りをちゃんといいものにしたい」って、その準備から入ったんですね。これね、すごい面白いと思って、山羊座の人ってたぶん、想像力が豊かすぎるんですね。だから何かをスムーズにやるっていうことがなかなかできない。でね、山羊座の救済について話します。山羊座っていろんなことがスムーズにできないんです。これダメ出しじゃないですからね。だから物語が生まれるって思ってほしいんです。作品でいうと三谷幸喜さんの舞台が山羊座的と思ってほしいんです。三谷幸喜の喜劇ってずーっとバタバタしてるじゃないですか、頼んだことが全然違うかたちで出てきたり。だからこそ物語が生まれる。
山羊座の人は自分の人生を悲劇じゃなくて喜劇だと思ってほしいんです。だからバタバタするのはしょうがないんですよ。もっとスムーズにいかなければいけない自分はいらない。でね、セルフカウンセリングというか、自分はこういう意図でやったって意識している人は、必ず他人の意図も見抜くことができます。成果に関しては水物だから、うまくいく時もあるし、一生懸命やっても嫌われることもある。そのときにね、自分の意図をすくい上げてきた人って必ず人の優しさに気づけるんですね。山羊座が結ばれてく人って必ず一種の繊細さを持っていて、繊細さを持っている人同士で必ず結ばれていく。だから、優しくあることを止めないでほしいんですね。優しくある人って人一倍傷つきます。そのときには三谷幸喜さんの喜劇だと思って、三谷幸喜でなくても外国のものでもいいんだけど、喜劇を自分の中で思い浮かべてほしいんですね。
これらのふたつの質問については「セルフカウンセリングでノートに書いてほしい」です。では次の質問。
魂の叫びを感じたから、どうしたら山羊座がキュンキュンするかっていうのを全世界の山羊座に伝えていきたいんですけど、山羊座のキャッチフレーズをお付けしたいんだけど、山羊座はね、もうね、「暴走ちゃん」。「暴走ちゃん」でも「暴走マン」でもいいんですけど、基本的に暴走しています。山羊座って10あるうちの9個失敗しても暴走し続けると、1個のものすごい奇跡を生むんですね。だから山羊座でいいことが起こるときって、必ずね、自分の予想範囲を超える大きい話が来たりするんです。だから恋愛でも仕事でも人生のあらゆる面でバタバタしつづけることと暴走することと、たまに思いっきり外すことが山羊座にはとても必要なんですよ。正解に近い自分、スマートにいかなければいけないっていうのはやらなくてよくて、それはスマートな人に任せればよいので。キュンキュンしたいときはね、暴走してみてほしいんです、暴走できる範囲で。何をしてほしいかというと、例えば、花瓶の準備ができてないうちにお花を買ってみて欲しいんです。たまにどうしても車が欲しくなって免許取る前にローンで車買っちゃう人っているじゃないですか。山羊座と双子座は暴走してたまにそういうフライングゲットを起こしちゃうんです。山羊座に関してはそういう暴走はやったほうがいいと思います。急に花を買ってみたくなったりしていくうちに自分の中で暴走性がいい方向に行ってくれるんです。山羊座は自分の中の「暴走ちゃん」の部分をちゃんと許してあげてください。だからさっきの面接でも、余計な一言を言ったがために落ちちゃったっていうこともあるかもしれないけど、その余計な一言がすごいウケちゃったりするのが山羊座だから。余計なこと、余計な一言をやってほしいんですよね。それでうまくいかなかった時は、もうラッパの音を鳴り響かせて「喜劇」だと思うんです、またやっちゃったって。テレビドラマでもそういう人いるじゃないですか、余計な一言で場をかき乱す人。これは悪口じゃなくて、そういうことによってストーリーが動いたりするから。山羊座って自分でバタバタさせた部分を自分で収束させることができる面白い人なんですね。だからまたやっちゃったとあまり考え込まなくていい。すごい深刻に考えて「生きててごめんなさい」「ここにいてごめんなさい」って思っちゃうときは、喜劇や楽しい映画をちゃんと見てほしいんですよね。イギリスってそういうところがあるじゃないですか。真面目に深刻に色々考える国だからこそ、喜劇性を大事にするとか、「Mr.ビーン」とか、山羊座とそういうイギリスの文化って似てると思うんですよね。スムーズにいかないからこそ物語が生まれる。これを今日伝えたいですね。だからキュンキュンするためには暴走を一個一個、許してください。なんで暴走を許してほしいかというと、自制しすぎちゃうんですよね。うまくいかなければいけないっていうプレッシャーに負けてしまうと身動き取れなくなっちゃうので、「自分は余計なことをする側の人間だ。でも世界にひとりそういう人は必要です」って考えると山羊座はものすごく魅力的な人になる。
これはものすごく山羊座の問題です。さっきの、BBQの準備をするためにスポーツジムに行った人の話と同じ匂いをこの質問に感じるんですね。山羊座が見ている世界は、すべて中途半端だし自分がやり尽くす前に終わってしまったっていう出来事がすごく多いんです。だからね、この質問に答えると、山羊座には「喜劇」っていうキーワードが出たんだけど、例えば脚本って言えばいいのかな、1日のタスクがあったとしたらそれをビジュアルで押さえておいたほうがいいと思うですよね。9時から5時までお仕事、と時間割みたいに書いてほしいんです。というのは、獅子座と蠍座と山羊座は、やり足りない人なんですよ、すべてにおいて。やっとエンジンがかかってきたと思ったら終わってたみたいな。そういう出来事が人生で多い人たちなんです。射手座に関してはルールを無視し続けてやり続けたりするんですね。獅子座、蠍座、山羊座に関しては自分がやる前にある程度こういうことをやるんですねという脚本やスケジュールを押さえてほいたほうがいいです。そうすると、ぼやぼやしてるうちに終わってしまったということがなくなると思います。「簡単に一歩が踏み出せません」ということには、やっぱり「ひとりカウンセリング」ですね。自分が100点取ることは水物というか、結果なんてうまくいかなくていいんですよ。僕ね、このインスタライブなんか初めての試みだから大爆発するかシーンとするかのどっちかでいいと思ってるんですね。「ほかの人がやっていないことをやろう」という意図があれば、失敗しても反省してまた次にお話をいただければやり続ければいいだけの話だから。山羊座はうまくいかなかったことに関して足を取られすぎてしまうから、そこはあまり気にしないでください。
山羊座の人は自分のことをデリケートだと思ってほしいんだけど、人から言われた「あなた自分勝手すぎるよね」「あなた自分の考えたことしたやってないよね」などネガティブな意見が本当に残ります。これ本当にお疲れ様です。それを忘れることはできないから。他人評価と自己評価って違うんですよ。日本人的な感覚でなくて、心の中でいいから「私はこういう意図でやったから、あなたにすべてがわかるわけではない」って言ってください。美学というか、自分なりにいいと思ったことに関しては表面では謝ったとしても、それは変えなくていいです。人の評価なんてものは、うまく行ったときは認められて褒められるし、うまくいかなかったときは自分のせいにされるもんだから、それは自分勝手上等ですよ、山羊座は。自分勝手にやってネガティブな意見や「自分勝手すぎる」という意見は、「こういうことを言われて凹みました」って自分の喜劇の中でちゃんとそれを消化してほしいですね。ガーンと落ち込む自分を作るとか。山羊座は深刻になる前に喜劇に転換する。それをちょっと覚えておいてください。
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