OPPOは中国のメーカーであり、今回の「R11s」が日本初上陸となる。詳細は後述するが、狭額縁で18:9のAMOLED(有機EL)ディスプレイ、デュアルカメラ、ミドルクラスのSnapdragon SoC、AI処理、指紋と顔認証対応など、今時のスマートフォンとしては十分な内容になっている。とくに海外ではカメラの評判が良いモデルだ。
もともと海外では2017年11月に「R11s Plus」とともに発表されており、国内でも2月9日より販売開始となった。なお、Snapdragon 660は、前モデルに相当する「R11」からの採用となる。おもな仕様は以下のとおり。
OPPO「R11s」 | |
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SoC | Snapdragon 660(2.2GHz×4+1.8GHz×4/オクタコア、Adreno 512 GPU内蔵) |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
OS | ColorOS 3.2(Android 7.1ベース) |
ディスプレイ | 6.01型AMOLED/2,160×1,080ドット |
ネットワーク | IEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.2 |
SIM | Nano SIMカードスロット×2 |
3G | GSM: 850/900/1,800/1,900MHz、WCDMA: Band 1/2/4/5/6/8/19 |
LTE | FDD-LTE: Band 1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28、TD-LTE: Band 38/39/40/41、国内大手3キャリアのVoLTEにも対応 |
インターフェイス | Micro USB、microSDカードスロット(256GBまで/Nano SIMカードスロット兼)、ステレオミニジャック |
カメラ | 前面2,000万画素(f/2.0)、背面2,000万画素+1,600万画素デュアルカメラ(f/1.7) |
生体認証 | 指紋、顔認識 |
サイズ/重量 | 約75.5×155.1×7.1mm(幅×奥行き×高さ)/約153g |
バッテリ | 3,205mAh |
カラー | シャンパーニュ、ブラック、レッド |
店頭予想価格 | 62,500円前後 |
SoCはSnapdragon 660で、2.2GHz×4と低電力用1.8GHz×4のオクタコアに、Adreno 512 GPUと、イメージプロセッサのSpectra 160を内蔵している。
このSpectra 160は、Qualcommと同社の共同開発であり、R11出荷当時、スマートフォンに搭載するのは初とのこと(現在はZenfone 4なども搭載している)。メモリは4GB、ストレージは64GB、OSはAndroid 7.1ベースのColorOS 3.2。
ディスプレイは6.01型AMOLED。解像度は2,160×1,080ドットの18:9。インターフェイスは、Micro USB、microSDカードスロット(256GBまで/Nano SIMカードスロット兼用)、ステレオミニジャック。
ネットワークはIEEE 802.11ac対応とBluetooth 4.2。Nano SIMスロットが2つあり、対応バンドは表のとおり。国内大手3キャリアのVoLTEにも対応する。
カメラは、前面2,000万画素(f/2.0)と、背面2,000万画素+1,600万画素のデュアルカメラ(f/1.7)だ。詳細は別途記述しているので参考にしてほしい。生体認証は指紋、顔認識に対応する。
サイズは約75.5×155.1×7.1mm(幅×奥行き×高さ)、重量約153g。
3,205mAhのバッテリを内蔵し、同社独自の急速充電規格「VOOC」に対応。パッケージ同梱のACアダプタとケーブルを使用し、5分間の充電で2時間の通話が可能としている。NFCは非対応だ。
カラーバリエーションは、シャンパーニュ、ブラック、レッド。店頭価格は62,500円前後で、内容を考えるとかなり安い。
前面。パネル中央上に2,000万画素前面カメラ。ナビゲーションバーはソフトウェア式。狭額縁なのがわかる背面。上左側に2,000万画素+1,600万画素の背面カメラ。その下中央に指紋センサー。色はメタリックなレッド右側面にSIMスロットと電源ボタン。下側面にステレオミニジャック、Micro USB、スピーカー左側面に音量±ボタンNano SIM/microSDカードスロット付近。左側がSIM1、右側がSIM2もしくはmicroSDカード付属品はイヤフォン、USBケーブル、ソフトケース、USB式ACアダプタ(サイズ約53×32×32mm、重量72g、出力5V/2Aもしくは5V/4A/VOOC用)重量は実測で160giPhone Xとの比較。6.01型なので5.8型のiPhone Xと比較して結構大きい筐体はメタリックなレッド。華やかで質感も良い。ただ高級感が漂う……とまではいかず、クラス相応だろうか。重量は160g、厚み7.1mmなので、持った感じは薄く軽い。
前面は、パネル中央上に2,000万画素前面カメラ。ナビゲーションバーはソフトウェア式だ。狭額縁なのがわかる。
背面は、上左側に2,000万画素+1,600万画素カメラ。その下中央に指紋センサー。右側面にSIMスロットと電源ボタン。下側面にステレオミニジャック、Micro USB、スピーカー。左側面に音量±ボタンを配置。充電はこのMicro USBから行なうものの、Type-Cのほうが今時だろうか。
Nano SIMカードスロットは、奥側がSIM1、手前がSIM2。このSIM2はmicroSDカードとの排他となっている。
付属品は、イヤフォン、USBケーブル、ソフトケース、USB式ACアダプタ。ACアダプタのサイズ約53×32×32mm(同)、重量72g、出力5V/2Aもしくは5V/4A。この5V/4Aは、独自のVOOC用に使われる。
6.01型のAMOLED(有機EL)パネルは2,160×1,080ドットで、ppiも高く、発色、明るさ、コントラスト、視野角すべて良好だ。ただし同じAMOLEDでも、iPhone Xの方が少し落ち着いた感じで、R11sのほうは気持ちギラギラ感がある。
ノイズや振動は当然皆無。発熱も、カメラ連続撮影後でもさほど変化がなく、あまり熱を持たないようだ。サウンドは最大にすると筐体ごと振動させる感じで、スマートフォンとしては鳴りっぷりも良く、低音も出ている。ただ、ステレオスピーカーでないのが残念なところか。
イヤフォン出力は、最大にするとかなりうるさいものの、それでもひずまない。ピラミッドバランスでわりとドッシリした雰囲気だ。聴くジャンルにもよるだろうが、このクラスとしては良いほうではないだろうか。