「LAVIE Tab E(TE510/JAW)」は、昨年(2018年)の11月に発売された「TE410/JAW」から、パネルサイズやSoCはそのまま、主要なスペックを強化したの上位モデルとなる。
強化部分は、メモリ、ストレージ、スピーカー、指紋センサー、前面/背面カメラ、バッテリ容量など多岐にわたる。これだけパワーアップして価格差は8,000円。加えてサイズと重量も若干削減されている。
なお、TE410/JAWに関しては過去に「フォリオケース(カバー兼スタンド)」つきのものを紹介しているので、興味のある方はそちらをご覧いただきたい(3万円のAndroid搭載10.1型タブレット「LAVIE Tab E」)。
おもな仕様は以下のとおり。
【表】NEC「LAVIE Tab E(TE510/JAW)」の仕様 | |
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SoC | Snapdragon 450(8コア/1.8GHz) |
メモリ | 4GB(LPDDR3) |
ストレージ | 64GB |
OS | Android 8.1(Oreo) |
ディスプレイ | 10.1型IPS式1,920×1,200ドット、10点タッチ対応 |
ネットワーク | IEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.2 |
インターフェイス | USB 2.0 Type-C、microSDカードスロット、スピーカー×4(Dolby Atmos対応)、モノラルマイク、3.5mmステレオミニジャック |
カメラ | 前面500万画素(固定フォーカス)、背面800万画素(オートフォーカス) |
センサー | 指紋認証、GPS、加速度、照度 |
バッテリ | リチウムポリマー/7,000mAh、Web閲覧:約10時間、ビデオ再生:約10時間 |
サイズ(幅×奥行き×高さ) | 242×167×7mm |
重量 | 約440g |
税別店頭予想価格 | 37,800円前後 |
SoCはSnapdragon 450。8コア1.8GHzで、ミドルレンジ以下のSKUだ。ここはTE410/JAWと同じ。ただしメモリはLPDDR3の4GB、ストレージは64GBを搭載。メモリに関しては倍増、ストレージは4倍。SoCが同じなのでパワー的には変わらないが、これらの強化によって、実際の動作には余裕が出ると思われる。OSはAndroid 8.1(Oreo)。
ディスプレイは、光沢ありの10.1型IPS式1,920×1,200ドット。10点タッチに対応する。カメラは前面が500万画素で固定フォーカス、背面は800万画素でオートフォーカス。それぞれ200/500万画素からの向上となる。
ネットワーク機能は、IEEE 802.11ac対応、Bluetooth 4.2。SIMスロットはない。インターフェイスはUSB 2.0 Type-C、microSDカードスロット、スピーカー×4(Dolby Atmos対応)、モノラルマイク、3.5mmステレオミニジャック。タブレットにおいて縦でも横でもステレオで聴ける4スピーカーは、個人的には重要だと思っている。
センサーは、指紋認証、GPS、加速度センサー、照度センサー。指紋認証と照度センサーが追加された。
サイズは242×167×7mm(幅×奥行き×高さ)、重量約440g。TE410/JAWが242×168×8.1mm(同)/重量約480gなので、気持ち小さく軽くなっている。7,000mAh(TE410/JAWは4,850mAh)のリチウムポリマーを内蔵し、Web閲覧時で約10時間、ビデオ再生時は約10時間。税別店頭予想価格は37,800円前後となる。
オプションとしてカバー兼スタンド「フォリオケース」も用意されている。本体のサイズが若干異なるので、TE410/JAWとは別製品だが機能自体は同じだ。税別価格は4,980円。
パネル中央上に500万画素前面カメラ。中央下に指紋センサー。上下左右にホールがあり4スピーカーなのがわかる右上に800万画素背面カメラ左側面に音量±ボタンと電源ボタン。上側面はスピーカー右側面に3.5mmステレオミニジャック、Type-C、microSDカードスロット。下側面はスピーカーと中央に接点があるmicroSDカードスロットはイジェクトピンを使って取り出す付属品はUSB式電源アダプタ、USB Type-Cケーブル、イジェクトピン、かんたん!セットアップシート、サポートガイド「かんたん! セットアップシート」の一部。TE410/JAW同様、広げるとA3サイズになるシートが入っている重量は実測で444g筐体は主要部分がホワイト、周囲がシルバーと、デザインはiPadのそれに近く、チープな感じは一切ない。iPadが240×169.5×7.5mm(同)/469gなので、242×167×7mm(同)/約440gの本製品は、ほぼほぼ同じフットプリントと重量だ。筆者はiPadを1台所有しており、持った感じもよく似ている。
前面はパネル中央上に500万画素前面カメラ。中央下に指紋センサー。上下左右にホールがあり、4スピーカーなのがわかる。背面は右上に800万画素背面カメラ。左側面に音量±ボタンと電源ボタン。右側面に3.5mmステレオミニジャック、USB Type-C、microSDカードスロットを配置。microSDカードスロットはイジェクトピンを使うタイプなので、頻繁にメディアを出し入れする用途には向かないだろう。
付属品は、USB式電源アダプタ、USB/Type-Cケーブル、イジェクトピン、かんたん!セットアップシート、サポートガイド。USB式電源アダプタのサイズは4×4×2.2cm、重量37g。出力は5V/2A。説明書としてビギナー向けの「かんたん! セットアップシート」が入っている。
10.1型IPS式1,920×1,200ドットのディスプレイは、明るさ、コントラスト、発色、視野角すべて良好。とくに明るさは最大だと眩し過ぎるほどだ。もちろんタッチもスムーズに反応する。
ノイズや振動は当然皆無。発熱はベンチマークテスト中など負荷をかけた状態でもほんのり暖かくなる程度だった。サウンドは横位置でも縦位置でもステレオになる4スピーカーで使い勝手が非常によく、またパワーもあり、本体だけで十分楽しめる。タブレットとしても音はいいほうだろう。
前述したように、カメラの画素数は前機種から向上しているが、カメラアプリの構成は同じなので、機能としてはHDRのON/OFFとフラッシュのコントロール、フィルタ程度だ。
カメラアプリ(1/2)カメラアプリ(2/2)室内/自然光で撮影(2,448×3,264ピクセル、HDR オン、焦点距離2mm、f/2.2、ISO500、1/33秒。ホワイトバランスが違うものの、写りはTE410/JAWと似ている)