ASCII.jp ロジクール、Blueブランドから宅録ミュージシャン向けのマイク3種を発売

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ロジクールは7月1日、プロフェッショナル向けのマイクブランド「Blueマイクロフォンズ」から、新たに「Blue XLRシリーズ」を発売することを発表した。

今回発売するのは、「Spark SL XLR コンデンサーマイク(以下、Spark SL)」、「Bluebird SL XLR コンデンサーマイク(以下、Bluebird SL)」、「Baby Bottle SL XLR コンデンサーマイク(以下、Baby Bottle SL)」 の3種類。

それぞれの参考価格は、Spark SLが2万4970円、Bluebird SLは3万2780円、Baby Bottle SLが4万3780円となる。発売日は7月15日。それぞれのスペック比較は以下の通り。

Blue XLRシリーズの主なスペック
製品Spark SLBluebird SLBaby Bottle SL
ブラックアウトブルーブラック
使用電圧+48V DC Phantom電源
カプセル26mmコンデンサーカプセル34mmコンデンサーカプセル34mmコンデンサーカプセル
指向特性カーディオイド
周波数特性20Hz~20kHz
マイク感度(1Pa=94dB SPL)34.9mV/Pa@1kHz28.5mV/Pa@1kHz39.8mV/Pa@1kHz
最大SPL(1kHz、THD 0.5%)136dB SPL138dB SPL134dB SPL
出力インピーダンス50Ω
定格負荷インピーダンス最小1kΩ
S/N比率73dB-A82.3dB-A83.2dB-A
ハイパスフィルター100Hz、12dB(1オクターブあたり)
ノイズレベル16.4dB11.7dB10.8dB
ダイナミックレンジ119.6dB126.3dB123.2dB
パッド-20dB
製品サイズ220.5×45mm222.5×47.5mm222.5×51.5mm
製品重量336g455g410g
付属品本体、保証書、保証規定、プレミアムショックマウント、木製ストレージボックス

Spark SL

Bluebird SL

Baby Bottle SL

宅録ミュージシャン向けのXLRマイク

Blue XLRシリーズは、家庭用で現在普及しているUSBではなく、 XLRコネクターを採用したマイクシリーズ。USBのマイクは他の機器を使用せずにマイクを機能させることが可能で、使い方や機能もシンプルなため、手軽に利用できるのが利点。一方で、単体のマイクでしか利用できないため、複数の楽器を用いたバンドなど、プロ向けの収録には不足な部分があった。

ASCII.jp ロジクール、Blueブランドから宅録ミュージシャン向けのマイク3種を発売

XLRコネクターの場合、別途ミキサーやオーディオインターフェイス、XLRケーブルを用意してPCに接続する必要があるが、複数のマイクを同時接続できる。また、カプセルのサイズが大きく、感度が向上することによって、より深みのある音を捉えられるという。

同社によれば今回発売する3製品は、自作の曲をDAWで作成し、ギターやキーボードなどを使用して収録、YouTubeなどで曲の配信を行なうような「宅録ミュージシャン」をメインのターゲットに据えているとのこと。

3製品はそれぞれ異なる特性を備えており、自身の声や収録したい音楽のジャンルに合わせて選択できるようになっている。それぞれの特性は以下の通り。なお、価格に差はあるが、“ローエンド”や”ハイエンド”といったクラス分けではなく、あくまでそれぞれの特性による差であるとのこと。「高いから高機能」といった差ではないという。

Spark SL繊細で透明感のあるサウンド
Bluebird SLモダンかつ非常にクリアなサウンド
Baby Bottle SLクラシックな暖かみと存在感のあるサウンド

Blueマイクロフォンズ アンバサダー「オカモトショウ」さんのインタビューが公開

またこの度、Blueマイクロフォンズのアンバサダーとして、「OKAMOTO’S」ボーカリストであるオカモトショウさんが就任。OKAMOTO’Sは、全編宅録で制作した初のソロ・アルバム『CULTICA』を4月にリリースしている。

今回の新製品発売にあわせ、オカモトショウさんがBlue XLRシリーズ3製品をスタジオで試用した様子を納めたティザー動画とインタビューを、ロジクール公式Facebookで公開した。

また、Blue XLRシリーズに関するオカモトショウさんのコメントも公開されたので、以下に全文を記載する。

●OKAMOTO’S オカモトショウさんコメント

今回初めて「Blueマイクロフォンズ」のマイクを使ってみて、すごく良い音だと思いました。宅録で使うマイクの1つの選択肢として「Blue XLRシリーズ」があると、色々と幅が広がると思います。

実際に歌い比べてみて、3本ともタイプが違うことがわかりました。僕には「Bluebird SL」が圧倒的に相性が良く、歌いながらでも自分の声に合っていることがわかりました。「Baby Bottle SL」も僕の声との相性が結構良かったのですが、今回歌ったソロシングル『GLASS』には「Bluebird SL」が合っていました。「Spark SL」は僕より高い声の人だとどのように聞こえるか、楽しみになりましたね。今日は「Bluebird SL」が合っていましたが、自宅での録音や、曲によっても変わってくると思うので、面白いと思います。

歌を録る人ならわかると思いますが、声との相性次第でマイクの良さは変わってきます。宅録は、思い付いたその時にパッと録れるのがいいところです。「Blue XLRシリーズ」は声の処理をせずとも、挿せばいい音が録れるので、宅録に使いやすいマイクだと思います。