今回Microsoftが発表した製品いずれもTeams向けの周辺機器の認証プログラムである「Certified for Microsoft Teams」の認証を取得しており、Teamsと組み合わせて活用することを意識した製品になる(むろんTeams以外にも利用することが可能だ)。
Surface Headphones 2+ for Businessは、昨年発表した「Surface Headphones 2」のビジネス向けバージョンで、Teams専用のボタンが追加されていることが大きな特徴となる。このボタンはTeamsのマイクミュート機能と同期して動作でき、マイクをミュートにしたまま話してしまうといったトラブルを避けられる。市場想定価格299.99ドルで米国では本日より販売が開始される。
また、Surface Headphones 2ではBluetooth接続だけだったが、Surface Headphones 2+ for Businessでは専用のUSBドングルが用意され、LEDでマイクがミュートになっていることなどが一目でわかるようになっている。
Surface Headphones 2+ for Businessに付属するドングルそれ以外の機能はSurface Headphones 2と同等で、右側のダイヤルでボリューム、左側のダイヤルでノイズキャンセリングの効き具合を調整することができる。さらにはWord/PowerPoint/OutlookなどのMicrosoft 365のアプリケーションを音声で制御する機能が用意されている。サイズは204×195×48mmで、重量は290gとなっている。音楽の再生は18.5時間、Teamsの音声通信では15時間の利用が可能だ。
Microsoft Modern Wireless HeadsetMicrosoft Modern Wireless Headsetは、USB端子の専用無線ドングルないしはBluetoothでPCとワイヤレス接続するワイヤレスヘッドセット。6月から販売予定で価格は未定。
「Certified for Microsoft Teams」の認証を取得しており、Teams専用ボタンが用意されているほか、ミュートボタンやマイクミュート時のLED表示、ボリューム調整のためのダイヤルなどが用意されている。
フリップ型のマイクが用意されており、ゲーミングヘッドセットのようなイメージで使うことができる。一般的なゲーミングヘッドセットがゲーマー向けのややポップな色彩でビジネスパーソンがビデオ会議で利用するとやや違和感があるが、Microsoft Modern Wireless Headsetはブラックになっており、横にWindowsのマークがついている程度の落ち着いたデザインで、テレワークのビデオ会議で利用しても違和感がない点は嬉しいところだ。
ビデオ会議で利用することを前提にしているため、マイクのノイズキャンセリング機能も標準で搭載されている。スピーカー部分は28mmのムービングコイルスピーカードライバーになっている。2.5時間でフル充電になり、バッテリで30時間のTeamsでの会話が可能なほか、音楽を聴く場合には50時間のバッテリ駆動が可能。サイズは172×164×60mmで、重量は136g。
Microsoft Modern USB HeadsetMicrosoft Modern USB HeadsetもCertified for Microsoft Teamsの認証を取得している有線接続のヘッドセットになる。市場想定価格49.99ドルで発売日は未定。
USBケーブル(1.5m)の途中にコントロール用のボタンが用意されており、それを使うことでミュートやボリューム調整ができるほか、Teams専用ボタンも用意されている。サイズは173×167×60mm、重量は142g。