【海外事情】シドニーは6000円で端末が買えちゃうスマホ天国

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現地料金で格安で使えるプリペイドSIMカードやプリペイド携帯。最近ではスマートフォンも手軽な値段で売っている国が増えています。

以前はロンドンを訪問し1万円のスマホを買ってウハウハしましたが、今回訪れたシドニーではなんと6000円でスマホを買うことができるんです。

コアラやカンガルーだけがオーストラリアじゃないよ

オーストラリアと聞いて真っ先に思い浮かべるのはコアラ。そしてカンガルーなどでしょうか。

“オーストラリア=大自然の宝庫”なんですね。でもでもそれだけがオーストラリアの魅力じゃありませんよ。

各通信キャリアが続々とプリペイド携帯にスマートフォンのラインナップを加えており、しかも1万円でお釣りの来る低価格な製品も用意されているんです。

空港で早くも悩んじゃう! どれにしよう?

シドニーは空港を降りるとすぐにキャリアのお店があるので、いきなりそこでプリペイドでスマートフォンを買うことができちゃいます。

低スペックのサブ用途マシンからハイエンドまでその種類は様々。ここでどれか買ってもいいのですが、落ち着いてまずは市内へと向かいました。目指すは“City”と呼ばれるシドニーの中心地。

ドロイド君が呼んでいるTelstra
6000円スマホが積まれています

オーストラリア最大のキャリアと言えばTelstra。シドニー市内のショップを訪れたところ、店内中央のディスプレー台にはドロイド君のイラストが。Androidスマートフォンを強力にプッシュしているのでしょう。

 【海外事情】シドニーは6000円で端末が買えちゃうスマホ天国

てなことで同社が扱うスマートフォンは4~5機種あるのですが、壁に積まれた見慣れぬ機種に注目。なんてったって価格が79オーストラリアドル……6400円です。これに通話費が10オーストラリアドルぶんついているそうでかなりお買い得っぽいぞ。

端末はZTE製

Telstra Smart-Touchというキャリアブランドのこの小型スマートフォン。メーカーはZTEで、2.8インチQVGAとスペックは低いものの、なんと言っても6400円というお安さ!

シドニーの街中で使っていてもしも落としちゃってもダメージは少ない価格ですね。シドニー観光でビーチに行く、なんてときもこれくらい安いスマートフォンなら気軽に持ち運べます。

なおこれだけ安いのでさすがにSIMロックがかかっていますが、まぁ現地用として手軽に買えるお値段であることは間違いありません。

OptusもAndroidだらけ
HuaweiのX1が同じく6400円

お次はシェア2位のOptusへ。お店に行くと店頭にワゴンがあって携帯の箱が山積み。よくよく見るとすべてがプリペイド品で、しかもみんなAndroidスマートフォンです!

ワゴンで売っちゃっていいんでしょうか? Optusもプリペイドスマートフォンは4~5機種がラインナップされていますが、こちらにもありましたよ、6400円スマホが。ファーウェイ(Huawei)のX1で、しかも1日2オーストラリアドル=約160円でデータ定額が可能とのこと。

よっしゃこれも買いだー! ちなみにプリペイドSIMカードは30オーストラリアドルぶん買わなくてはならないのがちょっともったいないところ。

ミッドレンジやハイエンドモデルもプリペイド

「安いと言われてもスペックが低いからちょっとイマイチかなぁ」と思う人も多いでしょう。その点はご安心を。もうちょいスペックが上のスマートフォンもプリペイドで用意されていますし、OptusはHTCのIncredbleもやはりプリペイドがあります。

いずれもSIMロックありだからこそ価格が安いのですが、ロックなし品もオーストラリアでは売っています。でもロックがないと3万円とか4万円とか、定価相当だからちとお高いんですよね。

ロックなしでお安いのもあります

オーストラリア以外のSIMカードでも使いたいからSIMロックフリーが欲しい、でも値段は安いのがいい! ……なんて人向けにちょうどいい端末も売っていました。

LGのOptimus MeとHuaweiのSonic。価格は1万5000円以下なので海外旅行用に各国でSIMカードを入れ替えて使うサブマシンに悪くないかも。

スーパーでもプリペイド携帯が売ってる

なおプリペイド携帯やらプリペイドスマートフォンはキャリアの店か家電店で売ってますが、一部の大きなスーパーやコンビニでも売られていることがあります。

とりあえずシドニーの繁華街を歩いてみれば、あちこちに携帯関係の広告が出ているので見つけたらお店に入ってみましょう。もしかしたらなにか掘り出し物が見つかるかも。

Nokiaの最新機種、N9の広告も
カモメと戯れにシドニーへ!

シドニーは街全体がのんびりした雰囲気で、しかもアジア人が多いのであまり緊張せずに滞在することができます。港に出れば人慣れしたカモメが飛んでくるなど日本では味わえない自然とのふれあいもあります。

南半球のシドニーはこれから夏です。寒さ逃れだけではなく、スマートフォンが楽しく買えるシドニーへ、この冬旅行してみてはいかがでしょう?

山根康宏さんのオフィシャルサイト香港携帯情報局