本体サイズは約100×75×26mm(幅×奥行き×高さ)と、成人男性の片手に乗る程度の小型サイズで、重量も約86gと100gを切る軽さ。インターフェイスはアンテナ端子と、PCと接続するためのMicro USB端子、miniB-CASスロットと必要最低限のみ。非常にシンプルで割り切った仕様になっている。電源はUSBバスパワーのため、別途ACアダプタを用意する必要はない。
本体前面本体背面にアンテナ端子、Micro USB端子、miniB-CASスロットGV-MVP/AZの利用のためには、視聴/録画時もPCが起動している必要がある。録画した番組はPC本体のほか外付けHDDも選択可能。テレビ番組の録画容量は大きいため、PCの容量を空けておきたいユーザーは、USB HDDなどの外付けドライブを併用するといいだろう。
対応OSはWindows 10で、Windows 8.1/7やMac OSは非対応。ネットワーク機能は持たず、PCでの利用が大前提となるため、PCとのUSB接続とテレビアンテナとの物理的な接続が必要だ。導入の前には自宅のテレビアンテナの場所と、どこにPCを設置して利用するかをあらかじめ検討しておくことをお勧めする。
セットアップはPCにGV-MVP/AZを接続し、アイ・オー・データのホームページから「mAgicTV 10」をダウンロードし、手順に従ってインストールするだけ。画面の指示に従うだけで手順自体はシンプルだが、チャンネルスキャンは5~10分程度の時間がかかり、さらに番組情報の更新は130分近く必要になるとのアラートが表示される。Core i 7搭載のノートPCでインストールしたところ、実際には1時間強で番組表の作成が完了したが、セットアップ時間のトータルは1時間近く見込んでおいたほうがいいだろう。
mAgicTV10をインストール初回利用時はチャンネルスキャンが必要番組表更新は時間がかかる旨が表示される