三科 公孝
2022年02月25日掲載 記事を印刷記事を保存メールで共有前回:新たな企業経営のフェーズ「経営5.0」へ移行せよ/まえがき(連載第1回)
SDGsブランディングの教科書―本気で社会課題解決と利益を両立させる実践法「序章」より
連載2回目。本章では一旦SDGsから離れて、一般的な商品やサービスが、いかにしてブランド化していくのか、その道筋について、歴史を辿りながら 解説していきます。
18〜19世紀にイギリスで起こった変化、変革があります。産業革命です。
蒸気機関が発明されたことで、織物業をはじめとする多くの産業において、生産過程が変化しました。それに伴い生活や移動、そして人々の意識といった社会構造を変化させた出来事でした。歴史的にも技術革新で、人類史における大きな転換点として語られています。
技術革新の歴史について語られる時に用いられるエピソードとしてもうひとつ、20世紀初頭のアメリカ、ニューヨーク5番街の話があります。1900年と1913年の、当時のまちの様子を写したある2枚の写真を用い、それぞれの違いを比較するというものです。
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