IC-DK01は、3台のデバイスに切り替えつつ接続できるワイヤレスキーボード。マルチデバイス対応はよくある仕様ではあるが、無線接続がBluetooth5.0×2チャンネルと+2.4GHzレシーバー(USB Type-A)×1個というところに一工夫を感じる。
接続先の選択もシンプル。まあ単にfnキーとQ(2.4GHzレシーバー)とW/E(2つのBluetoothデバイス)を同時押しするということで、まあこのタイプのマルチペアリングなワイヤレスキーボードにはよくあるものだが、シンプルでわかりやすい。
それとOS設定。このキーボードは接続先OS自動設定とかではなく、手動で設定する。接続先デバイスのOSを、Android/Windows、macOS、iOS/iPadOSから選ぶわけですな。選ぶと、接続先OSに合わせたキー機能が正しく使えるようになる。
OS選択方法は、fnキーとA(Android/Windows)、S(macOS)、D(iOS/iPadOS)の同時押し。接続先設定と接続先OS設定がそれぞれ個別に必要で、場合によっては二度手という感じがするだろう。ただ、手軽な方法で明示的に接続先OSに合わせたキー機能をセットできるのはわかりやすくて良いように思う。
fnキーとの同時押しで、接続先や、接続先OSに合わせたキー機能を選ぶ。丸で囲んだのは“無変換/英数”キーと“変換/かな”キー。英語配列キーボードなのにキー1発でIME入力言語を切り替えられる上の写真の“無変換/英数”キーと“変換/かな”キーも(英語配列キーボード愛好家にとって)便利。「んんん〜キーひと押しで日本語/英語入力を切り替えられるのって、やっぱり便利だわ〜」と、しみじみ思ってしまった。
ただ、俺的には無変換/英数のキーに慣れるのに少し時間がかかった。常用のキーボードのこの位置にはmacOSのcommandキーがあるからだ。commandキーは多用するキーなので、意識しないとキー操作を誤りがち。
あと、個人的にはキーボード右上のF12キー、deleteキー、backspaceキーが好印象。deleteキーとbackspaceキーの一方を省いたりせず近くに配置しているので使いやすい。
F12キーはスクリーンショットを取れるキーだが、一押しで取れるので便利。接続先OSの設定がどれであっても、このキーを押せばスクリーンショットが取れる。
右上にある3つのキーが俺的お気に入りといった感じのiClever「Bluetoothキーボード IC-DK01」。1900円だから買っちゃえ〜的に購入したキーボードにしては、非常にイイ感じで使えた1台なのであった。現在はAmazonにて2549円のようだが、こういう価格のキーボードなら(気に入ったら)予備を1〜2台用意しておくってのもアリかも。
残念なのは、充電式であること。内蔵電池はやがてヘタるので、やや長いスパンとはなるものの使い捨ての消耗品。乾電池式とかなら良かったのにナ、と。
なお、IC-DK01の説明書のFAQの最後に「¥」や「_」(アンダースコア)の入力方法の説明があるが、俺環境ではどちらもフツーに(enterキーの上の)キーを押すことで入力できる。なんでかナ?
ともあれ、価格のわりには非常にまとまりがよく、使いやすいワイヤレスキーボードであった。興味のある方はぜひ吟味してみてほしい。
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