Appleは頻繁にiOSのアップデートを行っています。
アップデートがあるとその間iPhoneが使えず、アップデート後に不具合が発生することもあり、ユーザーにとってはiOSのアップデートはとてもわずらわしいものかもしれません。
しかし、Appleが数週間おきにiOSのアップデートを行うのは、新機能の追加以外にも、セキュリティ対策として重要だからだといいます。
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携帯電話でもアンチウィルスソフトをインストールしたほうが良いといわれることがありますが、実はiPhoneにインストールできるウィルス対策アプリはありません。
マカフィーやアバストアプリをApp Storeで入手できますが、仮想プライベートネットワーク(VPN)、WebサイトやWi-Fiネットワークのセキュリティチェック、パスワードマネージャーなどの機能を提供していますが、ウィルス対策はしていません。
Appleは、iPhoneがウイルス対策を必要としないと考えているため、ウイルス対策アプリを許可していないのです。
サードローディングを望むアプリ開発者とAppleは法廷闘争になることもありますが、Appleがサードローディングを望まないことには理由があります。
Appleがサードローディングを望まない理由はセキュリティ対策です。
AppleはAndroidには50倍以上のセキュリティの脅威と問題があると主張しており、サイドローディングがその大きな理由であると考えています。
Appleデバイス用のアプリはApp Storeでしかダウンロードできず、Appleは利用可能なすべてのアプリが安全に使用できることを確認しているため、サイバー攻撃者がiPhone上のアプリであなたをハッキングすることは非常に困難です。
アプリにマルウェアが含まれていたり、データを盗もうとしても、Appleはすぐにそれを取り除くことができるとのことです。
Appleはその他にもセキュリティ対策を取っています。
Safariは、サイバー犯罪者とGoogleやFacebookなどの大企業の両方からデータを保護する一連の新しいセキュリティ機能を提供しています。
また、安全でない可能性のあるWebサイトへのアクセスを警告する不正なWebサイト警告と呼ばれる機能もあります。
Appleのプライベートリレー機能では、IPアドレスを保護し、Webサイトやインターネットサービスプロバイダーからオンラインアクティビティを隠すことができます。
めったにありませんが、iPhoneがマルウェアに感染する可能性があります。
Appleはセキュリティ上の問題を発見すると、できるだけ速やかにバグなどの修正をします。
そのため、iPhoneでiOSアップデートが頻繁にあるのです。
AppleはiPhoneを可能な限り安全に保つため、すべてのユーザーに最新のiOSへのアップデートを推奨しています。
参考:iDROPNEWS