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ショルダーベスト/エンジニアド ガーメンツ|まるでホルスターのような形状で、携帯品を安心して持ち運べる【サライの眼】

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ベスト2万2000円/エンジニアド ガーメンツ モデル名は「ショルダーベスト」、ベストとボディバッグの中間のような意匠。基本はインナー用だが、アウターの上からも身に着けられる設計。コットン72%×ボリエステル28%のツイル素材を採用

伝統的なアメリカ服飾文化の再解釈を感じさせるニューヨークのブランドが製作したのは、まるで拳銃などを収納するホルスターのような意匠のベスト。これならばスマートフォンなどを安心して携帯することができる。

本体自体が薄くつくられているので、上着の内側に着けてもそれほど邪魔になることはない。ジャケット4万3000円、シャツ2万3000円

携帯電話は、もはや日常生活で欠かすことのできない道具だ。昔ながらの携帯電話、いわゆるガラケーならばポケットにも収まりやすい大きさだが、大きな液晶画面が備わったスマートフォンの場合、ポケットに収まらない大きさの製品も多い。大きなポケットが付いた上着を着ている場合は、スマートフォンの収納場所にも困ることはないかもしれないが、シャツ一枚で出掛けようとした場合、スマートフォンを入れておく場所に困ることがあるだろう。そんなときに最適なバッグ兼ベストを見付けた。『エンジニアド ガーメンツ』というブランドの「ショルダーベスト」だ。アメリカ在住の日本人デザイナー、鈴木大器さん(58歳)が1999年に立ち上げたブランドで、ニューヨークを中心に、ほとんどの商品をアメリカで製造している。どの商品もアメリカ的な味わいに日本人ならではの繊細な感覚が加えられ、アメリカや日本だけでなく、世界中で注目を浴びているブランドだ。

ショルダーベスト/エンジニアド ガーメンツ|まるでホルスターのような形状で、携帯品を安心して持ち運べる【サライの眼】

ホルスターがアイディアの源

本体の内側には、写真のような大きなボケットが付いている。財布や眼鏡ケースなどの携帯品を入れてお くことができるだろう

「着こなしのアクセントにもなり、なおかつ機能的な道具はベストなのか、バッグなのかをずっと考えていましたが、その両方を満たすものがホルスターみたいなものではないかと思い至りました。昔、映画やドラマでこのホルスターの見え方がカッコよかったので、その感じのまま、見えても洒落て見えるようにデザインしました」

ファスナー付きのボケットが設けられているので、貴重品やスマートフォンを安心して収納でき、屈んだ際に落とす心配もなくなる

このベストを考案したきっかけを鈴木さんはこう話す。鈴木さんが最初にこの製品をつくったのは実は数年前。色をたくさん使った作品を発表した時期で、あくまでも着こなしのアクセントになればとこのベストを製作、まだ使い勝手や機能性を突き詰めたものではなかった。それでもこの製品は好評で、その製品を実際に使っている人を見掛けたことがきっかけとなり、再び復刻させた。

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最終更新:サライ.jp